デリバリー配達の待機場所|原付の停め方と駐車のルール

新宿駅前レンタルバイク原付デリバリー専門ウバレン

 

配達の合間、次の注文が入るまでの数分から数十分。この「待っている時間をどこで過ごすか」で、1日の件数は意外なほど変わります。ところが原付の待機は、自転車の待機とは事情がまったく違います。歩道に寄せて足をついたまま待つ、という選択肢が原付にはないからです。この記事では、新宿駅前のレンタルバイク専門ウバレンが、待機場所の決め方と、原付ならではの「停め方」の考え方を整理します。あわせて、多くの配達員が誤解している道路交通法上の「駐車」と「停車」の線引きも条文で確認します。

待機場所は「注文が多い場所」より「戻れる場所」

待機場所を決めるとき、多くの人はまず「注文の多いエリア」を探します。方向としては正しいのですが、それだけだと配達を1件終えるたびに、遠く離れた場所に置いていかれることになります。

意識したいのは、▶ 配達を終えたあと、短時間で戻ってこられる場所かどうかです。往復の移動が短いほど、同じ時間で受けられる件数は増えます。エリアそのものの選び方は東京で稼げる配達エリアの選び方|昼と深夜で変わる立ち回りで解説していますので、この記事は「そのエリアの中のどこで待つか」に絞ります。

1店舗の前ではなく、複数店の重心に置く

人気店の目の前で待てば、その店の注文は取りやすくなります。ただし、その店から鳴らなければ待ち時間はそのまま損失です。

現実的なのは、徒歩圏に複数の飲食店がある場所を選び、その真ん中あたりに待機点を置くやり方です。どの店から鳴っても数分で着けるので、待機のあいだに入る注文の総量が増えます。原付なら自転車より広い範囲を「数分圏内」に取り込めるので、この重心の考え方と相性がよいのが強みです。

昼と夜で待機点をずらす

同じ待機点を1日中使い続ける必要はありません。ランチの時間帯はオフィスや商業施設の周辺、夜になると住宅寄りへと、注文が発生する場所は移動します。待機点も、そのつど数百メートル単位でずらしていくほうが自然です。

ただし、移動そのものは1円も生みません。▶ 待機点を変えるのは時間帯の切り替わりのタイミングだけと決めておくと、無駄な走り回りを防げます。

注文待ちの停止は「停車」とは限らない

ここからが原付の待機で最も重要な部分です。待機場所を決めるうえで、そこに合法的に停められるのかという条件を外すことはできません。

道路交通法第2条第1項第18号は、「駐車」を次のように定めています(原文のまま引用します)。

「車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること(貨物の積卸しのための停止で五分を超えない時間内のもの及び人の乗降のための停止を除く。)、又は車両等が停止(特定自動運行中の停止を除く。)をし、かつ、当該車両等の運転をする者(以下「運転者」という。)がその車両等を離れて直ちに運転することができない状態にあることをいう」

そして同項第19号で、「停車」は「車両等が停止することで駐車以外のものをいう」と定められています。つまり、駐車にあたらない停止だけが停車です。

「5分以内なら大丈夫」は、かかる範囲が違う

配達員のあいだでよく語られるのが「5分以内なら停車だから平気」という話です。しかし括弧書きをよく読むと、5分という時間で除かれているのは▶ 「貨物の積卸しのための停止」だけです。もうひとつ除かれている「人の乗降のための停止」には、そもそも時間の条件が付いていません。

一方、条文が継続的な停止の理由として最初に挙げているのは「客待ち、荷待ち」で、こちらには時間による除外が置かれていません。注文が入るのを待って停まっている状態は、積卸しでも人の乗降でもありませんから、「5分以内だから停車」と言える条文上の根拠はないことになります。継続的な停止といえるかどうかは実際の状況で判断されるものですが、待機は駐車として扱われうる、と考えて場所を選ぶのが安全です。

車体を離れると、時間や距離は関係なくなる

条文の後半も配達に直結します。停止していて、運転者が車両を離れて直ちに運転できない状態にあれば、それも駐車とされています。こちらには5分の除外がありません。

商品を受け取りに店内へ入る、マンションのエレベーターで上階へ上がる。どちらも「離れて直ちに運転できない状態」に近づきます。この点について警視庁は、放置車両の説明として「車両の停止時間の長短、車両から離れた距離の遠近、エンジンを止めているか否か、ハザードランプをつけているか否かということは関係ありません」と明記しています。「すぐ戻るから」「エンジンはかけたままだから」は理由にならない、ということです。

駐停車違反そのものの反則金や点数は原付配達の交通違反リスクと守るべき道交法ポイントにまとめていますので、あわせてご確認ください。

レンタル車両では「使用者」に請求が行くことがある

レンタルの原付で配達している方に、もうひとつ知っておいていただきたい仕組みがあります。放置違反金です。

道路交通法第51条の4は、違法駐車と認められる車両のうち、運転者がこれを離れて直ちに運転することができない状態にあるものを「放置車両」と定めています。軽車両については重被牽引車に限るという限定が付いていますが、▶ 原動機付自転車や自動二輪車にはそうした限定はなく、対象に含まれます

そして同条第4項は、報告を受けた公安委員会が「当該車両の使用者に対し、放置違反金の納付を命ずることができる」と定めています。命令の相手は運転者ではなく、車両の使用者です。ここでいう使用者について警視庁は、「車両を使用する権原を有し、車両の運行を支配・管理する『車両の使用者』」と説明しています。誰がこれに当たるかは車両の登録内容によって決まるため、レンタル車両の場合はご自身の契約とあわせて確認しておいてください。

ただし同項にはただし書があります。標章が取り付けられた日の翌日から起算して30日以内に、違法駐車行為をした本人が反則金を納付した場合、公訴を提起された場合、家庭裁判所の審判に付された場合は、使用者への納付命令は行われません。裏を返せば、運転者の責任が追及されないまま期間が過ぎると、使用者へ請求が回るという建て付けです。

レンタル車両で標章を貼られたときに契約上どう扱われるかは、レンタル会社によって異なります。ウバレンをご利用中の方は、そのままにせずLINEでご一報ください。期限のある手続きなので、心当たりがある場合ほど早めのご連絡が結果的にいちばん軽く済みます。

現実的な待機場所のつくり方

以上を踏まえると、原付の待機場所は「注文が多いか」だけでは決められません。停められる場所を先に見つけ、その周りに待機点を組み立てるという順番になります。

▶ 二輪が停められる駐車場を先に洗い出す
都心では、四輪用のコインパーキングでも二輪が入れない区画は珍しくありません。よく走るエリアごとに、二輪を受け入れている駐車場や二輪車専用の駐車区画を、稼働前に地図アプリで印を付けておきます。ここが待機点の候補になります。

▶ 商業施設・大型店の駐輪スペースを把握しておく
フードコートや大型店が入っている施設には、二輪を停められる場所が用意されていることがあります。利用条件は施設ごとに違うので、案内表示を必ず確認したうえで、使える場所をストックしておきます。

▶ 「毎日同じ場所」に長く置かない
同じ位置に長時間停め続けることは、盗難やいたずらの面でもリスクになります。この点は配達原付の盗難・いたずら対策|ロック選びと駐車のコツで詳しく扱っています。待機点は2〜3か所を用意して、時間帯で回していくのが現実的です。

なお、雨の日や真夏は「屋根のある待機点」の価値が跳ね上がります。装備で耐えるだけでなく、待機点の選び方でも体力の消耗はかなり抑えられます。

そのうえで大前提として、その場所に停めてよいかどうかは、標識・路面表示・施設の案内をご自身で確認したうえで判断してください。同じ通りでも区間によって規制が違うことがあり、「昨日は大丈夫だった」は根拠になりません。

待っている時間を無駄にしないために

待機点が決まったら、次は待っているあいだの過ごし方です。

ひとつは、複数の配達アプリをオンラインにしておくこと。1つのアプリだけで待つより、鳴る確率は素直に上がります。ただし同時に受けてよいかはアプリごとに考え方が違うので、配達アプリの同時オンライン(掛け持ち)の始め方と注意点を確認してから運用してください。

もうひとつは、鳴ったときの判断を先に決めておくことです。複数件をまとめて受けるかどうかを毎回その場で考えていると、迷っているあいだに時間が過ぎます。判断基準はダブル・トリプル配達の受け方と効率化|複数件同時のコツにまとめています。

そして地味ですが効くのが、待機中に燃料計とスマホの残量を見ておくことです。ピークの真っ最中に給油や充電で離脱するのがいちばんもったいない時間の使い方になります。

待機点を選べる原付で、稼働の密度を上げる

待機場所の自由度は、そのまま受けられる件数につながります。数百メートル単位で待機点をずらせること、雨でも屋根のある場所まで一気に移動できること。これは原付だからできる立ち回りです。

ウバレンは新宿駅東南口から徒歩30秒、デリバリー専門のレンタル原付店です。任意保険付きの車両をご用意し、消耗品は当社負担、初期費用の後払いにも対応しています。車両の種類は車両ページ、月額は料金表をご覧ください。完全予約制ですので、ご来店前にご予約をお願いします。お問い合わせはLINEのみで承っています(電話でのお問い合わせは承っておりません)。

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